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温泉の歴史
温泉利用の歴史は古くて、紀元前500年頃にはギリシャで入浴していたという記録があるようです。
[日本の温泉 古代から中世]
日本においては、古い文献にも温泉のことがいくつかでてきています。「日本書紀(720年完成)」に、道後温泉(愛媛県)、有馬温泉(兵庫県)、「出雲国風土記(733年完成)」には玉造温泉(島根県)のことが記載されています。
8世紀後半に編まれた歌集である「万葉集」には湯河原温泉(神奈川県)が詠まれています。
また、平安時代に清少納言の「枕草子」では、「湯はななくりの湯、有馬の湯、玉造の湯」を三名泉として記しています。ここの、ななくりの湯とは、榊原温泉(三重県)のことです。
鎌倉時代以降、東方の温泉も有名になっていきました。
熱海温泉(静岡県)、箱根温泉(神奈川県)、伊香保温泉(群馬県)、草津温泉(群馬県)など有名になっていったようですが、当時の温泉地の多くは、武将や武士たちが湯治場として利用したり、戦国時代に傷を負った者が温泉で治療していたようです。
[日本の温泉 近世から現代]
温泉が多くの人に利用されるようになったのは、江戸時代になってからで、その寛政年間には、温泉番付というものがでたそうです。
東日本の温泉を東に、西日本の温泉を西に分けて相撲の番付風に格付けをしていました。
東方は草津、那須、湯河原、箱根芦之湯、伊香保など、西方は有馬、城崎、道後、山中、別府などがでていたそうで、その番付けの信憑性には?のところもあったようですが、おもしろいですね。
日本三名泉として、江戸時代初期の儒学者である林羅山が「諸州多有温泉、其最著者、摂津之有馬、下野之草津、飛騨之湯島、是三処也」と記したのは、有馬温泉、草津温泉(群馬県)、下呂温泉(岐阜県)になります。
これまでの温泉は、自然に湧きでてくるいわゆる自然湧泉の利用でした。
しかし、現代の温泉では、機械掘削での温泉開発がほとんどになっています。また、その深さも地下1000m以上のところから水中ポンプで多量に汲み上げることが多くなっているようです。
【日本三古湯】
- 道後温泉
- 有馬温泉
- 白浜温泉(和歌山県)
ここの白浜温泉のかわりに、いわき湯本温泉(福島)、あるいは、伊豆山温泉
(静岡県)を含めて、日本三古湯といわれる場合もあるようです。
【日本三名泉】(清少納言)
- 榊原温泉(三重県)
- 有馬温泉(兵庫県)
- 玉造温泉(島根県)
【日本三名泉】(林羅山)
- 有馬温泉(兵庫県)
- 草津温泉(群馬県)
- 下呂温泉(岐阜県)